定応力・定ひずみ疲労試験機(Series FT-3130)
概要
FT-3130シリーズ定応力・定歪み疲労試験機は
最大10本までのダンベル状試験片などに、あらかじめ
設定された周期で一定の動的応力(定荷重方式)、
あるいは一定の動的伸び(定歪方式)を与え、
試験片が破断するまでの回数を測定する試験機です。
定歪み(伸張)モードのときは試験中荷重を、定応力(荷重)モードでの試験のときは試験中伸びをモニタリングし、PCの画面上にリアルタイム表示します。
定応力試験モードを用いれば、従来の定歪み疲労試験機での問題点の一つであった試験中の試験片のたるみ(バックリング)による疲労回数のばらつきが解消でき、材料の疲労特性が精度良く求められ、実機により近い疲労試験が可能となります。
特長
一回の試験で最大10本の試験片の連続運転が可能。
試験片が破断した回数を自動で検知する機構を全軸に装備し全試験片が破断した場合自動で試験機を停止する機構を標準装備。
S-N線図(荷重-試験回数又は伸び-試験回数)を試験中PC画面上にリアルタイム表示。
試験結果はCSVファイルで保存。
試料をチャックに取り付ける際に有効な回転ハンドルを標準装備。
仕様
型式 | Series FT-3130 |
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対応規格 | JIS K 6270、ISO6943(定ひずみ方法) |
試験片数 | 10個 |
周波数 | 1〜5Hz |
ストローク | 5〜60mm |
上部チャック移動距離 | 最大200mm |
荷重 | 500N×10本(1軸あたり500N) |
最大試験回数 | 6桁(×10)回 又は 9999時間59分59秒 |
温度 | (1)室温、室温+10℃〜150℃(オプション:−40℃〜150℃ 冷凍機による) (2)デジタル指示調節器 (3)Pt100 温度センサによるPID制御 |
チャック可動機構 | (1)試験片取付け時にハンドルによる下側チャック移動機構 (2)PC操作による上部チャック移動機構 |
ソフトウェア | (1)試験データの取得 (2)試験条件の設定と入力 (3)試験結果の表示 (4)試験結果の保存 |
ユーティリティ | 電源:AC200V三相 50/60Hz 40A 圧縮空気:0.5MPa(乾燥空気) ※オプションの冷凍機を使用する場合、電源、圧縮空気、冷却水などの ユーティリティが異なります。 |
寸法・質量 | (1)寸法:約1250(W)×2250(H)×820(D)mm (2)質量:約1400kg ※寸法及び質量は本体のみです。 PC及びオプション(冷凍機など)は含まれておりません。 |
定応力・定ひずみ疲労試験機(Series FT-3130)に関するお問い合わせ
TEL.042-572-1397 (月曜~金曜 午前9時~午後5時)
FAX.042-573-1520