冷気発生装置 THERMO JETTER ULG-9000シリーズ
概要
液体窒素を使用せず、大規模冷凍設備を必要としない、
余裕の零下試験を可能にする
新冷却方式を採用したドライ冷気発生装置
“THERMO JETTER”
特長
-
ドライエアーだけで-120℃超低温の空気を供給
独自開発の単段圧縮、マルチカスケード凝縮により短時間で-120℃到達
流量:100ℓ/min 室温⇒-120℃ 約60 分で到達 (最大流量:250ℓ/min) -
昼夜連続運転が可能
液体窒素(LN2)を使用しないため、安全管理者不要
長時間連続運転の実績あり -
安定した低温出力
管路内結露を起こさない独自開発のヒートレスドライヤの搭載で安定した温調が可能
空気温度を最大200℃まで制御できるULG-9300 タイプもラインアップ -
簡単メンテナンス
メンテナンスはヒートレスドライヤの交換程度
ポンプレス、シンプル設計により故障率を大幅低減 -
ランニングコストの大幅カット
ラボ内の環境を変えずに工業用ドライエアーだけで低温供給 (冷媒供給不要)
用途
-
THERMO JETTER ULG-9100
温度調整制御なし(流量調整のみ)
各種分析/試験装置接続用冷気発生機
冷凍・冷蔵食品メーカー商品開発・再現試験
高分子材料メーカー
金型冷却
冷風研削加工(セミドライ加工)
生体材料(バイオマテリアル)の保存(血液、細胞等)
-
THERMO JETTER ULG-9300 環境試験タイプ
温度調整機能付き (+200℃ ~ -120℃)
各種分析/試験装置接続用冷気/熱気温調機
実装デバイスへのヒートサイクル試験
温度高低差の激しい環境試験再現
劣化プロセス試験
他社機械に温調器がない装置でも接続可能(オプション)
冷凍サイクルの原理
-
独自にブレンドした多種の沸点の異なるガスを多段カスケード凝縮方式により順次凝縮させ、極低温域まで空気(ガス)を冷却していきます。
-
従来の二元冷凍方式と異なり、冷凍機が1台で済む事で省エネ、省スペース、軽量化を実現。
よりシンプルな構造になり、トラブルのリスクを大幅に軽減する事に成功。
性能表
-
流量 200ℓ/min による設定温度への到達時間例
-
流量による到達可能な低温域例
応用例
-
チャンバー容量による到達可能な低温域例
-
冷却/加熱を繰返すヒートサイクル試験例
仕様
THERMO JETTER | ULG-9100 | ULG-9300 |
---|---|---|
重量と寸法 | 約200kg 510(W)x740(D)x1110(H) mm | |
電源 | 3φ200V 50/60Hz | |
定格電流 | 9.8A | 12.3A |
受電ブレーカ | 30A | |
圧縮機 | 2.2KW | |
ヒーター | なし | 1kw |
チラー能力 | 約500W(200L/min -95℃出力時) | |
吐出流量 | 30 ~ 250L/min(可変式) | |
冷気立上り時間 | 約60min (噴出口-120℃,流量100ℓ/min) | |
最低到達温度 | -120℃(流量100ℓ/min 時 *使用環境により異なります) | |
凝縮方式 | 空冷式 | |
接続配管(IN OUT) | IN Rc3/8メス OUT 3/8ステンレス管 | |
温調機能 | なし | 200℃から-120℃ 任意設定可能 |
エアー源 | 圧縮空気(0.4から0.6MPa *噴出口流量100ℓ/min 時、150ℓ以上/min の供給が必要) |
接続・外形図
-
仕様
冷気噴出口を試験装置チャンバー部に直接接続することで、被冷却物を効率よく低温化可能
工業用ドライエアー受給で即稼動
電源 AC200V 50/60Hz -
外形図
冷気発生装置 THERMO JETTER ULG-9000シリーズに関するお問い合わせ
TEL.042-572-1397 (月曜~金曜 午前9時~午後5時)
FAX.042-573-1520