ゲーマンねじり試験機
Model : TM-2500 Series
- ゴム・プラスチック
- 耐環境性
- 低温特性
ゲーマンねじり試験機は、常温では柔軟な弾力を持つゴムも、低温になると 分子運動が不活発になって、次第に硬化し、ガラス化温度(Tg)以下では凍結してゴム本来の機能が果たせなくなってしまいます。この現象は実用面で、たとえば極寒冷地帯で使用するタイヤや、成層圏を飛ぶ航空機の部品などに重要な 影響を及ぼすことになります。
このように重要な役割を持つゴムに低温特性を評価するゲーマンねじり試験機と共に最もポピュラーな試験方法で、JIS K 6261-3 加硫ゴムの低温試験方法、 及び、ISO 1432 にも採用されています。
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6個までの試験片の測定が可能となり、JIS K6261-3 に推奨されているように、低温ねじり合成が既知の試験片も含めて同時に試験できるため、信頼性の高いデータが得られます。
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ディスプレイ画面で得られる測定データのグラフは、温度-ねじれ角曲線だけでなく、温度-表示および記録されます。
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試験で得られた温度-ねじり角曲線からJISで定められたそれぞれの比モジュラスの値に対する温度のほか、ゴムの低温特性を示す重要なパラメータであるガラス転移温度(Tg)も、ゲーマンねじり試験機用ソフトウエアで求めることができます。
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コンパクト設計により少スペースでも設置が可能な為、スペースをとらない構造となっております。
ソフトウェア
メイン画面
試験条件画面
シーケンス画面
印刷プレビュー画面
仕様
型式 | TM-2535 | TM-2536 |
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冷却方式 | 二元冷凍機 | ドライアイス投入 |
参考規格 | JIS K 6261-3、ISO 1432 | |
試験片測定数 | 6個(試験は、6個同時測定) | |
温度範囲 | -70℃~20℃(23℃±2℃) | |
温度上昇 | 5℃間隔(各設定温度で5分間状態調節) | |
温度制御 | PID温度調節計、センサーPT100Ω | |
伝熱媒体 | エタノール | |
温度表示 | 0.1℃検出 デジタル表示(試験測定中はPCディスプレーにも表示) | |
ねじれ角度測定 | ロータリーエンコーダ 最少角度表示 0.36° | |
データ処理 |
データ(ガラス転移点 Tg)表示 トーションワイヤーの制御解除 |
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安全装置 | 非常停止スイッチ、漏電ブレーカ、過熱防止器 | |
電源 | 三相 200V 30A 50/60Hz /PC 単相 100V | 三相 200V 20A 50/60Hz /PC 単相 100V |